PHEVも含めエンジン車は廃止!って、CO2排出抑制を正義として論じているのだが、、、。
ふと思った。仮にエンジン車全面廃止してでは、どれだけCO2排出抑制に貢献できるのか?
試算した何かしらの論文?文献を様々調べてみたが、、、。見つからない。
何だ??
仮に、200年前まで遡り、乗り物は馬車やら牛に変わったとしてもCO2は排出する。
そもそも、電気だろうが、石油から取り出す動力だろうが、そこに至るまでの過程すべてでCO2排出と言う共通的な数値で比較しなければ、全く意味がない。
何かしら?上司や上役から意味不明な命令に各国各メーカーが号令に従っているにしか映らない。
CO2排出量の正確な数値割り出しとそれらすべてを考慮した上で数値的にCO2排出制限を掛ければ、その手段がB-EVだろうがHEV、PHEVであろうが良かったんじゃないか?
今後このB-EV騒動ですでに起こっているのが半導体不足の加速だ。
パワー系半導体で様々な新しいデバイスが誕生しているが、それらもどれも生産が追い付かないし、どれも高価だ。そして電池に至っても全個体電池がゴールでも何でもない。単に安全性が高いだけで、やはりC4爆弾並みの破壊力を持つ。それを100KW/hもの大電力を搭載した兵器のようなB=EVが時速100km/hを超えて走り回る??全く恐ろしい。
MX-30のBーEV搭載電池量は、35KW/hそれ以上の容量搭載した場合、反ってCO2排出量が増えるのを避けたとされている。つまりICEと比較し異様な搭載量の電池は反ってCO2排出量を増やす。つまりマツダ技術陣はまさにCO2排出量換算で物事を決めていると言える。
ところがEU圏での新型B-EVは、それらを無視。つまりCO2排出抑制どころか反って増やしている。
まぁ実際各企業の工場などで、原油換算でのCO2排出量削減云々と言う規制を国が求めている。
それが自動車だけ、その方式選択に名指して禁止させるのはどーにも違和感が残る。
日本の場合、資源乏しい故に、自動車を製造する上で、オーストラリア等から鉄鉱石を輸入し、それを鉄に変える。その際膨大なエネルギーを消費している。そこでもCO2排出量を考慮し、B-EVでもICEでも使う材料、それを作る加工等でのCO2排出量を換算。
それらを自動車の車検証やらカタログやらに明細を記載し、軽であろうが普通車であろうが、製造時点でのCO2排出量、そして走行中でのCO2排出量、もっと突き詰めれば停止している間でのCO2排出量と、自動車1台辺りの生涯CO2排出量を車検時に記載。
ある数値以上のCO2排出量を超えた場合に罰金、もしくは課税等を実施すれば、公平なCO2排出量比較が可能なのでは?
特に電力で充電するBーEVでも電費が良い車両と悪い車両が存在する。
キチンレースな乗り物となっているために航続距離ばかりに目が行くが、火力70%を超える日本において各電力事業者の供給する電力にどれだけCO2を使ったのか?その日により変化しているだろう。再生自然エネルギー利用の場合はマイナスとなり、火力使用量が多い場合は大きくプラスする。
本当にCO2魔女狩りしたいならば、EUはお手本としてきっちり納得の行くCO2排出監視やルールを示すべきだ。
漠然的にCO2排出、地球温暖化だからガソリン車全廃?と、根拠の無いルールは押し付ける反面、論理的、科学的に納得行くルールは全くしてしていない。
まぁそのころにはこの世に居ないと思うが2050年の段階で数値目標であるB-EV化を達成し、エンジン車完全撤廃出来たとして、その時のCO2はどれだけで減ったのが科学的な根拠ある数値を示せるのだろうか?まぁきっと言ったもの勝ち?で、言った人間も私と同様にこの世にもう居ないだろうが。
いずれにしても、本当にCO2排出を抑制したいなら、もっと子供だましな事=エンジン車全廃とはじゃなく、物を作るところから消費するところまで、細かくCO2排出量をルール化するのが先決で、
小泉大臣の愚策であるレジ袋やらプラスプーン有料などで抑制する無意味なことではないと思うのだが、、、。森林伐採だから割りばし禁止?と言うおバカなことではなく、森林管理上間伐材から割りばし作ると言う正しい使い方など、もっと賢いルール化をEUは示すべきじゃないだろうか?
何かしらヒステリックにしか映らないのが賢くないな〜と感じた。