あらら。
このコメントはマツダ執行幹部のコメント。
スカイアクティブG搭載車に対して28%もの価格アップをしておきながら、パワーも燃費も精々15%前後と価格に見合わない?結果となってるスカイアクティブX。
当初は30%の改善?と豪語してたはず、、、。
それがどうだろう?対価に見合うものとは言い難い。
確かにGDI=三菱自が実現出来そうで出来なかったリーンバーン燃焼を圧縮着火で解決す糸口の突破口を開いたマツダ。その努力には敬意を表するのだが、いざ市販品となった場合、魅力的なものであるのか?どうか?疑問を残す。
お布施?のように、余裕あるユーザーなら敬意に対しての対価として払えるのかもしれないが、そうそう余裕など今の日本人では無理な話だ。
そして、次にご期待?とか言うのだが、今出来ないことが次確実に製品化できるか?疑問である。
技術開発者は、そうして必死に改善を現実のものにしようとしているが、市販品、製品となるとそうは行かない。さらに初版となるスカイアクティブXでは、高価なデバイス満載やら、このエンジン開発に掛かった膨大な開発費やそれらに関わった様々な人々へのロイヤリティー?も含め、思いや志に対して、結果の価格とかなりの乖離がある。
しかも、この初版の熱効率が公表されていないし、マツダ側も控えたい?と言う消極的なものだ。
そのコメントから想像出来るのは、、、。精々40%前半程度の熱効率だったのだろう。
まずは圧縮着火を現実化させ、そして製品として成立させる事が重要。
実験室上では、諸条件が狭いので、理想な燃焼から相当いいものとなってたに違いない。
しかし、現実はそう甘くなく、極寒やら灼熱、さらに熱帯等の極地的な環境を考慮したり、それを実現するために掛かる費用=部品コストを考えると、そうそう搭載するのは難しいと言う部品=ユニットもあっただろう。
自分も含め良く昔思ったのが「資金があれば、、、」と言う技術者系の言い訳である。
金が無いから出来ない??資金さえあれば、、、。しかし、戦争用の兵器であるまい、一般消費者へ提供するものとして考えた場合、現実的なコストがある。
マクラーレンF1なるゴードンマレ氏が作ったF1バリなロードゴーイングカーで当時30万近い金箔をエンジンルーム内に敷き詰め、遮熱?させた1億円もするマシン。
技術者の理想だけに傾いた場合、量産品では成り立たない場合もある例だ。
自動車の歴史に刻まれるだけの快挙であるガソリンエンジンでの圧縮着火とリーンバーン燃焼技術。
素晴らしい反面、現時点でのマツダ車はデザイン力で牽引されている。
もし不格好な車両に搭載したスカイアクティブXエンジンじゃさすがに騙されても買わないだろう。
デザインを市販量産でもあまり多くを失わずに提供されている上で、現状のマツダの販売を牽引している。それに金棒となる史上最強なエンジン?!
パワーは無くとも他車が後10年経っても追従出来ないクリーンな排気ガスやら、真にハイブリッドを必要としない燃費実現でもいい。
そんな内燃機に仕上げて欲しいと願う。