某ジャーナリストが何故か?マツダ3のSPCCI海外仕様試乗記的な動画が流れ始めた。
静粛性が高い?スムーズな加速。
終始それを連呼していた。まぁ実際そうなのだろうが、ユーザーが期待しているのは、乗り味だけじゃない。それって計測的=科学的な話ではなく、人それぞれの感覚でしかない。
もうすでに月刊じゃなくなったベストモータリングであの清水さんやらガンさん辺りが感覚的じゃなく、具体的にどこがどうであるか?他車との圧倒的な違いを動画で示してくれた。ただ、ちょっとばかりプロレーサー見た視点が強すぎ、一般ユーザーはそこまでは求めていない?内容も指摘さていて違和感もある。しかし、静粛性が、、とか、スムーズ加速が?とかだけじゃ。
ああ、そうなの?そもそも、その試乗しているジャーナリストに信頼感がハッキリ言ってない。
あの人が言うならそうなんだろうと言うことも薄い。
しかも、パワー崇拝者的な感性を持つこのジャーナリストは、やっぱりモデル末期をダラダラ延命しているGT-Rに乗せておいたほうがいい人だ。
まだ、ユーミンパパやEU圏の車両を乗りまくっていた生きる字引的なあのCGーTV辺りでの評価の方が信頼性がある。パワーだけじゃなく、本当にどういう乗り味なのか?
カーグラTVでのマツダ3&SPCCIエンジン評価を待った方が良さそうだ。
マイカーであるアクセラ2.0に搭載されているPE-VPRの出来は、4気筒エンジンとして振動も少なく、スムーズな回転だ。過去、マツダの4気筒エンジンとしてB6ターボ等数台所有し堪能していたので、それらと世代も違うが、重厚で受け止める燃焼にまだまだ余裕を感じる容量が大きいPE-VPRは、久々の名器なエンジンだと感じた。トヨタの1.8エンジンは残念ながら、容量に余裕を感じられず、出力を出した際にギリギリ感を感じ、ノイジーだ。それはプリウス30系を数日、アクセラHVを丸一日堪能した際に一番差感じたところだ。
ただ、現行マツダ車は、インチが16程度の場合、ロードノイズが酷い。不思議と18インチ等の方が静粛性が高い。アクセラHVが標準16インチだったことから荒れた路面でのノイジーだけが悪い印象。それが判っているならば17インチ化や18インチへ多少燃費を犠牲にしてもその方が静かでスポーティーに仕上がる。どうやら新型マツダ3も同様な傾向らしい。
新車購入する方は是非、このタイヤインチの乗り比べした方がいい。
それにしても、SPCCIがいよいよ世界で販売されるのだ。ガソリンエンジンのディーゼル化?と言う画期的かつ日本技術を世界に知らしめると言う大きな役割を担ったエンジン。
内燃機の歴史に新たな一歩を踏み出すのだ。
パワーが、、、とか、燃費が、、、とか、価格差が、、、とか、様々な意見があるが、今ひとつ考えルべきが、ライバル不在のエンジンだと言うこと。
しかも、世界中の内燃機研究者が夢見た市販をどこよりも先に行った事だ。
それは、30年近い前、その後苦しむこととなるのだが、三菱が直噴ガソリンエンジンと言う、ある意味突破口を開いたことで、現在は内燃機として当たり前の技術となった。
同様に、GDIでは欲張り過ぎた?あの理想的な超リーンバーンすら実現しようと盛り込んだもの。
それが仇となり消滅することになるのだが、、、。
現代での価値観では、単にパワー=出力や燃費だけじゃない、クリーンと言うキーワードがメーカーに課せられている。その点でSPCCIは40:1と言う超リーンバーンを実現する方法=手段としてのコンプレッションイグニッションだと思う。未燃焼が排ガスの諸悪の根源であるならば、自己完全燃焼に近づける方法の一つであることは間違いない。
人見博士の天才的な高圧縮比指向をあちらの世界まで突き抜けた結果だ。
それを踏まえた試乗記?が、見てみたいものだ。