マツダも電動化を進めるようだ。
しかし、短絡的思考でどこぞの外資系メーカーのようなモーター+電池だけのEVを出すことはしないだろう。
そもそもの目的は、CO2排出量軽減であり、EV車はどう逆立ちしても充電と言う壁は越えられない。
電池を使っている限り、充電と放電は同じ時間が掛る化学変化であり、放電=航続距離なのだから電池容量を増やせば、相関的に航続距離も伸びるのだが、充電時間も伸びる。
電池の直並列変換し急速充電時間を短くしたテスラですら、やはり充電時間をガソリンの給油程度に短くすることは不可能だ。レンジエクステンダー式の発電を行いながらモーター走行しようが、そこも熱効率を上げるには内燃機の熱効率アップしかCO2排出量は下げられない。
原子力でも搭載し発電するならば別であるが、現実化石燃料を搭載し燃焼から発電するしかない。
しかし、内燃機でいくら発電しても、内燃機で直接駆動力を得た方が高速時の燃費の方は内燃機にかなわない。
モーターだけの駆動では、中低速で乗り易さがあるが高速巡航は不得意である。
THS2+リダクションとトヨタが15年前にぶち当たった高速時の駆動力限界に対して無段階変速機であるプラネタリュームギヤを応用した駆動力分配システムに、変速2段のATを追加した理由もそこにある。
今後、すべての自動車メーカーは、何らか電動化を進めるだろう。
その電動化の目的は、内燃機の不得意な低速域やブレーキで熱エネルギーに変換し放出捨てていたエネルギーを回生し、駆動力に追加する。つまりはハイブリッド方式が燃費向上する本当の理由部分を生かし搭載されるにとどまると思われる。
EV主体でのレンジエクステンダーは、内燃機の利点を生かすことが出来ず、三菱自が抜け道を見つけた高速時にはエンジン直結でドライブシャフト駆動すると言った内燃機に頼った方式しか従来の自動車と同等にはなりえない。都市部の渋滞路では、そんな大げさな電池量や内燃機排気量で2tに迫る重量物をストップ&GOさせる無駄な事はせずに、軽よりも小さいマイクロカーEVをシュアリング利用する事が不足している駐車スペースも使用せずに、利用効率があがり地球環境にも優しい。それは自動車メーカーが販売台数を稼げない時代へ突入する。
つまり、EV化を進めれば環境にやさしいは疑わしい事であり、さらにカーシュアリング化が進み、無駄なサイズを必要とせず、ドライビングも所有欲もない、第5の交通機関でしかないような自動車メーカーも台数が減り、中国等の新興国が価格破壊を起こしやすいだけの自動車社会になるに違いなく、それを各社が率先して行うはずもない。
メーカーにもユーザーにも社会にもメリットがあるのは、結論からハイブリッド=内燃機+電動化しかありえない。