いゃ〜本当。経済低迷でどん底な時でなければ、即ハンコを押したくなる。レクサス登場以来欲しいと本当に思える車が販売になった。正直レクサスの販売不振の最大原因はガソリンエンジンとして最高なガソリンエンジンではあるが、EUで50%のシュアがあるディーゼルエンジン搭載車があまりにも少ないことだ。
ガソリンエンジンの出来は世界最高峰ではあるが、ターボ装着もなく、ダウンサイジングも遅れ、原点のエンジンは良くても、そこからのスペシャルが足りない。
その点では、この価格でこのトルクと燃費。思わず「右足が疲れるほど微調整せずとも燃費とパワーが両立!もうHVなどいらな〜い」と叫びたくなる。
6速ミッションと言う懐かしいクラッチ車であるが、見事に軽自動車燃費水準!貧乏くさい、狭く、小さい車ではなく、ホイルベースが堂々2830mmとクラウン比わずか20mm=2センチのロングホィルベースで、堂々たるトレッド。
日本車と言うよりもヨーロッパ車と感じる1500kgを切る車が、リッター22.4km。
しかも優麗なフォルム。セダンでありながらクーペな流線形でホィールアーチがボリューム感をアッピール。室内も広くしかもスポーティー。心配された内装もブラックのみならず、アイボリーツートンで品も得た。
その車が300万円!!。見事である。
批判をするならば、6速ATの1510kgと言う中途半端な車重!!!。重量税を考えるとあと15kg位なんとかならなかったのだろうか?それとも当局からの指導で10kg重くさせられたのか?
たとえば、ボンネットやトランクフェンダーをアルミ合金化やバンパーホースメントをアルミ化。搭載補記類の鉄製からアルミ合金化などを行いあと10kgを切ることはできなかったのか?
車検時の重量税分を軽減できなかったか?
まぁそれを除いて、レクサスISが完全の霞んで見える。高級ブランドとして上乗せ100万と言いながらも、仮にブランドをトヨタに変えたとしても、ISよりはすべての面で上位であり、燃費は比較にならない。
GSに迫るスペックだ。GSとなると軽く500万円台、200万円もの差があるが、維持費は明らかにアテンザの勝ちである。700億もの投資で得たフォード株の引き受けを行ったデンソー。
そのデンソーとの協力関係によるマツダ車の欠点であった電装系の信頼性がかなり向上した。
そして、マツダのトヨタ化?とも言えるマツダらしさを残しながら良質化が進んだ車である。
それにしてもコスモAP以来、マツダ車の本気が見える車のテーマカラーは真っ赤だ。
赤は経年劣化でアセる色ではあるが、マツダの赤は歴代美しい。イタリア車に多いアルファロメオなどと同様なテーマカラーだ。最近ではマークXが赤が美しいが、さすがにコンセプト時点から煮詰めたデザインであるアテンザはそれよりもデザインは上だ。明らかにグリルをワッペンだのスピンドルだのと言う画一化したデザインとは違った、メーカーをイメージしながらも、その車種ごとのバランス取れたグリル。
最近流行りの飾り線もいい。
いゃ〜本当。だれかこのディーゼルターボのアテンザをプレゼントしてくれないだろうか?乗って見たい。