レクサスLSのマイナーチェンジは、トヨタから言わせるとメジャーチェンジだと言う話だ。
まぁそもそもモデルチェンジは、現在の商品力が落ち、技術面、デザイン面などももうもともとから見直さなければならない時に行うもの。マイナーもメジャーもフルモデルもあまり関係ないのかもしれない。
ポルシェがそうであったように、必要がない改良は行わない、古い設計部分を改良し新しい設計部品を導入してもまた古い部品に戻すということも行えばいい。
分野にもよるけれども、4〜5年でもう改良する余地がほとんどない部分も多い。
LSのようなトヨタフラッグシップな車では、高級と言うこともあり、コストダウン=質の低下ではだめで、質を維持して最新化することは4〜5年ではそう大きな変化もない。
特に現行LSのエンジン、シャシー、サスなどかなり煮詰めた量産究極の出来だ。そこを下手にいじり、新しくすることで悪くなる場合も多いだろう。かなりしっかり作りこんだ物は、そうおいそれといじる事の必要性がない。
まさに、このLSでは、5年前のデビュー時での水準の高さを物語っている。
今後は、モデルチェンジする必要がない部分はいじらないことではないだろうか?
改良の余地がある車の方が、そのモデルが出来が悪いと言うことを表しているのかもしれない。
完成度が高ければ、そのままで、定期的に進化した部分を改良する方が良心的である。