EV自動車は量産化した日本国内よりも、環境意識が高い地区で盛んなようだ。

電気自動車は、電車と同様に昔から存在している。
しかし、電車と異なり電線なき場所でも駆動しなければならない。
その為、電池を搭載する。当然であるが電池を搭載すると重量かかさむ。自動車の運動性能や電費が悪くなる。
そこで、機械である自動車100年以上技術革新から省エネになる様々な機械技術が導入されている。
しかしだ。
もう機械部分の進化するのりしろが少ない。車重を軽減するにもカーボンではコスト面で不可能であり、ハイテン材の多様化を進める程度だ。
あとは電費を良くする技術に集中する。
LEDなどの高発光化技術で判明した様々な半導体の特性がここでも生かされてきている。従来使用していたシリコン製半導体からSiC(炭化ケイ素)やLEDでおなじみのGaN(窒化ガリウム)などでワイドバンドギャップ系へ進化しそうなのだ。
この進化は、まだ数年先に本格的利用がされるだろうが間違いなく現在のHVやEV車用制御ユニットを小型化することが可能となる。
もうこの技術は、半導体メーカーに委ねられた技術だ。新しいデバイスにより従来の常識が塗り替えられる。
現在のトランジスターであるIGBTもSIC−MOSFETなどへ移行した場合、高速処理化による様々な体積縮減と同時に原材料の縮減=コストダウンが見える。
これは、同時に、電車などへも応用され、従来より軽量化、体積縮小と高効率化で電車の電費もさらに縮減されるだろう。
自動車メーカー開発技術者は機械工学系から材料、電子工学へ比率が変わって来ている。
新たなパワーアップや省エネ化は、半導体メーカーのニュースが注目され、数年後に自動車へ反映されそうだ。
それでも、販売台数が膨大な自動車という市場は、従来の半導体メーカーが抱える量産見込がはっきりと見えさらに開発は加速するだろう。