日産は、ここに来て長い暗黒の時代から脱却すべく、新車攻勢に打って出る。
グローバル戦略車としてタイ生産のマーチ。3気筒、過給システム、アイドリングストップ。さらにパイクカージュークの投入と直噴ターボ。
他社よりも少しは良心があるのか、、、。4WDはマルチリンク+直噴ターボ。
このクラスでは、HV全盛の時代で失った若者の走りを提供する。昔のホンダ的戦略に感じる。売れない上級車フーガにHV搭載。後発HV車としてどこまで貢献できるか?トヨタ等も500万を超える自動車は、与信不振時代で販売が伸びず苦戦しているクラス。
コストダウンと環境対応、商品性の向上。デザインもZのライト周りとジュークのリヤテールライト等日産オリジナルデザインではなく、現行プリウスなどにも採用されているデザイン。中村氏起用で日産デザインのデザインメーカーから購入する選択が多様化されただけで、日産のアイデンティティテーを感じるフォルムは未だに無い。
相変わらずのGTグレードエンブレムをこの歳になってとても恥ずかしいと思わないのか?GT神話は昭和40年代で死去しているのに、、、。
ダイムラー+ルノーの業務提携で、日産が得たものは何か?
経営?いや、ダットサン系の車名の撲滅と今まで冷や飯派だったプリンス系技術者が経営中心、技術中心へシフトしたこと。
見事にプリンス系車両以外、撲滅されて名前すら消え去っている。
これからは、ドイツフォルクスワーゲンに技術対抗する方向へ進んでいる日産は、商品企画を他社の真似から独自企画が出来るとき真の復活となると個人的に思うが、まだGT-R作りに精を出しているようでは、トヨタ帝国に届かない。
技術で勝っても商品にはならない。