三菱車いじめがあった7年前、どうも火がないところには煙が立たないとはいえ自動車構成部品の大半は社外生産なのに三菱向け部品のみリコール連発!
ちょうど世界初の直噴ガソリンエンジンをフルラインナップし技術を全面に打ち出していた頃であった。
様々なメーカーも直噴ガソリン+希少燃焼など燃費のしのぎを削る研究競争が勃発中の出来事。1社だけ目立った戦略や技術突出では、やはりバランスがとれないことが、沈んで行く原因となる。赤信号みんなで渡ろうである。
気がついてみれば、リーマンショックとともにGM崩壊、アメリカ自動車産業崩壊!努力なしでも祈願の世界NO1に上ったトヨタ帝国であるが、ここにきてHV独占戦略から来る業界からの反発が激しく、ついにリコールと言う大手企業の最大攻撃が開始された。
日本国内のGM資本、フォード資本の整理でいっぱいであったトヨタ資本はアメリカの自動車産業には一切手を貸さなかった。その反動ともいえる本件リコール攻撃は、日本で通じていた政界、財界の抑え方法とはことなり、米国の政界、財界からは所詮アジアのイエローモンキーにのさばられたとの反感から、切り崩されてきた。
1社だけの独り勝ちでは、必ず力のバランスが発生する。
GMのように1社に見えて商品には見えない複数企業によるフォールディングス化する経済戦略でトヨタ帝国を立て直す必要がある。
自動車の製品性だけではなく、すべての自動車分野での包囲を行う方向に早く切り替えるべきである。