残念なこと?に、プレミアムぷんぷんと漂うデミオの販売台数は他社と比べ、国内ではそれ程多くない。ミニバン卒業と大きく舵を切ったマツダの量を捌くデミオの次期モデルは、もう日本の事情を考慮する必要が薄い。
特に工場誘致でトヨタ様の資金提供を受け、横暴トランプ政権での新設メキシコ工場を棒に振られた所を救済していただき、サイオン撤退からヴィッツセダンの代わりとしてデミオセダンのOEM、さらには米国内での新工場誘致とビジネスのみならず、生産工場を協業すると言うトヨタ様とはWIN&WINの関係だ。どこぞのGM株引き受け、その恩を重大リコールと言う仇で返したメーカーとの関係とは、全く異なる。思えばGMは何故?あの不正常習犯メーカーの資本を出したのか?何のメリットも無かったはずだ。それよりも現在北米オンリーで展開、ブランド力も4位になっているのが不思議だ。
マツダがフォードに遠慮し(実質子会社化ゆえ)、北米展開が小さかったことが世界販売台数の伸び悩みの原因でもある。
特にデミオは、都市部よりも郊外での利用がベストな車両だ。何も日本の意味薄くなっている5ナンバーサイズに留まる必要はなくなっている。
現デミオの出来は、それまでとまるで生まれ変わった別の車両のようだ。コンパクトカーの中でデミオのドアの閉まり感は他メーカーに存在しない。どのモデルも継承?しているデザインコンセプトではない。初代と2代目では命名すら変えてしまっても良いほどに、、。そして3代目も肥大化どころか逆に小さくなった。その影響?が4代目である現行も影響されている。
内容から考えるともうワンサイズ大きくとも良かったはずだ。
そして3代目と大きく異なるのが現行のフロント周りの剛性感も素晴らしい出来だ。
1300ccエンジンでは、この剛性感から非力を感じられ、特に1500ccディーゼルエンジンのビッグトルクを難なくこなせるからなおさら90馬力程度では物足りないことから、早々と1300ccを廃止、1500ccへ排気量アップした。ただ、フルスカイアクティブでありながら、4・2・1の排気系をさすがにコンパクトなエンジンボディー内に収めることが出来ず、今ひとつ、簡素化されている。そのデミオの次(5代目)では、北米での数を稼ぐ上で、少なくともワンサイズアップさせ、後部座席の窮屈感から脱皮するべきで、それを実現するには、ホイルベースを日産ノート並みの2600mm強とし、リア空間アップは必勝でなければならない。
さすがに欧米人でデブ系な人が現行デミオのリアシートに座るには無理がある。そして、次期モデルは刷新したFFグループ群用のプラットフォーム=次期アクセラとの共用が予想される。Bセグ〜Cセグをカバーするプラットフォームと電動化、さらにEVモデルと時代の要求を満たすモデルに進化する。
ロータリーレンジエクステンダー搭載からリア周りの強化や電池搭載格納部分の工夫も盛り込まれるだろう。そして、何もコンパクトカー=ふんずまりなだるま?形状とする必要もなく、恐らく若干短め?な、アクセラ風フォルムとなると想像する。
ディーゼルエンジンも1800cc化され、ガソリンも1500cc、そうなると現状の幅サイズもアップし1700mmは軽く越えになるのでは?と想像する。
ただ、デミオ・ディーゼルに搭載されている6ATとCX−3に搭載されている6ATでは容量が異なり、27kgm以上のトルクは許容されない。トルクを抑えるCPU調整とするのだろうか?
それともコスト増となってもワンランク上の大容量6ATを搭載するのだろうか?
そして、噂?される2000cc以下のスカイアクティブXが存在するか?どうか?
断熱や吸気量確保が難しい省排気量のスカイアクティブXは存在しないと予想される。
もし、今後1500cc程度のスカイアクティブXがあるとするならば、4気筒ではなく、3気筒でのスカイアクティブXになると予想する。このBセグでヒットとなる要素には、価格が重要で、わずかなサイズ違いで構成要素が同様なBセグだけが安価とすることは不可能。
どこかで手を抜かなければならず、高額な機構となるスカイアクティブXはやはりBセグ群には割高感から搭載はまだまだ先になるだろう。
それらの確認が出来るのは次期アクセラの最終スペックや価格が判明できれば、次期デミオをどう作り上げるのか?それらが判る。
そして、はじめてのBセグベースSUV=クロスオーバーであるCX−3は、思いの他開発も苦戦した。何度とサスのセッティング改良など繰り返しているが、CセグユニットをBセグに融合させると言うコストは増で、質はBセグをカバー出来ず、、、。
デミオ・ディーゼルが精々200万円とする中、内容がワンランク上だといいながらも価格差が生じ、割高感があった。その為なのか?早々に排気量アップし1800ccディーゼルに切り替えた。
VWのT−クロスでさえ245万円〜と、輸入車としては激安。CX−3が戦う上でCX−3はプレミアムを目指しながらも軽く40万円引きからとする必要がありそうだ。
Cセグベースに見せ、実際はBセグベースのHR−V(ヴェゼル)が、旨く出来、価格も安価でしかも売れている。
次期CX−3の指標として、このHR−Vのサイズとする必要があり、トヨタ様との兄弟車として、しかもロータリーレンジエクステンダーをいち早く搭載し、一挙にCX−3をマツダの第2の柱となるように仕立てる。
次期モデルでは、FF・C/Bセグでの共用調整でCX−3もほぼアクセラに近い井出達となるだろう。
そのポイントはやはり後部座席の余裕化であり、車格に相応した価格にある。
全長よりも横方向と高さ方向へサイズアップは必須だ。
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