ある調査でローターリーエンジン関連の自動車以外の現状を調べた
マツダがその社運をかけ47人もの技術者が不可能を可能にした実用内燃機。
前世紀20世紀での偉業である。その後ミラーサークルエンジンをも、物にして今ガソリンの最先端省燃費型エンジンである。さらに、ガソリン14:1、ディーゼル14:1と精々15:1が限界点であったディーゼルエンジンも低い圧縮化による低公害排ガスを複雑な2次処理なしで具現化。
考えてみれば、ロータリーエンジンと共にそれだけの開発会社と思われがちであるが、内燃機研究所と言っても過言じゃないほどの自動車メーカー。
日本が江戸時代後、急速に西洋文明を学んだ為、西洋の文明には立ち行かないと思われがちだ。
事にBMWなどのエンジンには、日本車が達成されていないなどと評論家?がほざく。
しかし、マツダの内燃機哲学は、根本から生まれてくる技術。それは、あのバンケル博士が考案したが、実用レベルまでの開発に至らなかった物を見事に製品化開発まで行った企業としての哲学があるからなのだろう。
そして、大手企業特有の先入観や常識にとらわれずに、常識の殻を破る事で乗り越えた先を知っている社風なのだろう。見事だと思う。日本量産車、しかも乗用小型車で初めてセンターデフ付き4WDのファミリアをはじめ、これらの先駆者的製品開発には、自動車メーカーでありながら、まさに製品化研究所である。
そして昨年8月でロータリーエンジン搭載したRX-8がとうとう生産終了となり、現存するロータリーエンジン搭載車は無くなった。
所がこのロータリーは意外なことに、マツダ以外でも開発製造、しかも現存する。
模型用エンジンとして、2社。さらにはロータリーエンジンの今後の人生と思える逆ヒートポンプによる熱エンジンだ。スターリングエンジンが有名であるが、スターリングエンジンはレシプロであり、そのロータリーバージョンだ。
実際の物は、何と日本の奈良県にあるダビンチと言う会社が東大やロータリー47士の一人が技術アドバイスで開発特許も取得している。
現物を見て驚いた。40℃程度の温度差でもロータリーエンジンの特性でもある、同一方向回転によるメカニカルフリクションが小さい為に手でも簡単に回り、低温での排熱から運動するのだ。
そして、そのコアであるエンジンもロータリー特有の小型軽量と言うメリットがある。
燃料を燃焼させるエネルギーには満たないがそれでも200℃の温度差があれば、6%を超える効率らしい。
それで見事に10kwもの発電を実現していた。
これは、水素ロータリーもさることながら逆ヒートポンプによる本当にクリーンな発電が行える。
逆ヒートポンプとは、エアコンや冷蔵庫の冷却など、水とは異なった冷媒(非フロン等R134)を用いて、低温で気化その気化時の圧力膨張を利用して回す。すでにほとんどのエアコン等では、ロータリーコンプレッサーが搭載されているが、それをあの三角おにぎり形状のロータリーエンジン(バンケル型)で回す。
素晴らしかった。このロータリー熱エンジンは、今後日本オリジナル技術として世界に広がるだろう。
さらにこの研究開発が、ベンチャー企業なのだ。現在日本の環境省からの補助金で、さらなる完成度を上げているが、この研究開発こそ、急ぐべき開発だと思う。
日本の自動車メーカーの開発研究所で作られたならもっと実用化は早いだろう。
それもエンジン専門ではないわずか数名で行っているベンチャー企業。全くすばらしい。
日本が変わるとするならば、このようなベンチャースピリットの戦士企業がもっと多く出てきて、漫然としているサラリーマン企業を脅かす存在ことが、日本再生のような気がする。
EVでも米国のテスラモーターなど、IT系技術者が作ったベンチャー企業。もう自動車では新規企業が生まれないと思っている常識を打ち破るような存在。
ロータリーエンジンは、このような新たな世界で生まれ変わり存在し続けると確信した。