自動車の販売を左右するのはデザインが占める要素が大きい。
各自動車メーカーは、売れる車デザインに必死だろう。
そして人々に格好いいと思える車をデザインするのは非常に難しい。
自動車を含め工業デザインは、単なる形状を適当に描くだけではだめだ。
マンガなどを描くことは得意であっても工業製品のデザインとはならない。
自動車工学を知っていてさらに、構造力学もわかっていながら、さらには材料の性質も理解していないとならないだろう。そこまでは、静止した状態。稼働し走行する車の場合は、走行中もデザインに関わる。
個人的に今世界一格好いい車はランボールギーニ・アヴェンタドールだ。
スケッチアップされた巨大なビットマップをダウンロードし、「まぁデッサンでは、こんなにカッコよくデザインできるだろうけど、実際の量産では難しいだろう」と思っていた。
ところが、スケッチそのまま、いゃそれ以上の仕上がりで実際の車になった。
この衝撃はあのカウンタック以来のスーパーカー登場と思った。
変身物のXXX隊の車で出てきてもおかしくない。ガンダムチックなデザインだったカウンタック。
そこからこのアヴェンタドールは随分高品位で高級感溢れるスーパーカーだ。
この車のデザインはコンセプトカー・レヴェントンからさらに派生したとされている。
そしてレヴェントンは、米軍のステルス戦闘機F22などからイメージしたとされている。
はて、どこの部分がF22・ラプターから取りいれられたのだろう?
吸気取りいれ口が確かにそのイメージの面影がある。
さらにF22の翼などの形状が多角形化されている。
そこが、レヴェントンのリアコンビ辺りやアヴェンタドールの外装パネルやヘッドライト部分にも反映され、室内のいたるところの形状も6角形やら5角形の変形形状で角形化されている。
多分今後のカッコいいと言うデザイン要素ではこれらの形状が取りいれられて行くのだろう。
ファミリーカーと決め付けたコンセプトの車両デザインでは、丸みを帯びた何だかエッジの効かない形状が多い。
それに対して、スポーティーセダンやらスポーツカーもどきな、スペシャルカーならば、やはりこの多角形形状は取りいれられていくと思う。
日本のトヨタ2000GT以降、非販売品のようなスーパースポーツLF−Aも確かに美しくカッコいい。
しかし、残念ながらこのアヴェンタドールのような完成されたデザインに一歩足りないような気がする。
LF−Aのリア周りは、他のどの車にも似ていないし美しい。
しかしフロント周りは纏まっていない。LF−Aもアヴェンタドールの明確なコンセプト上でデザインされていたならば、プロント回りやヘッドライトも多角形とスピンドルグリルで随分レクサスらしく美しいと感じる物になっていたんじゃないだろうか?
まぁそのやり直し?的なデザインを感じるのはLF−Cなのかもしれないが。