ランエボや三菱車のデザインがガンダムチックと呼ばれた事もあるが自らシャーを名乗る販売戦略には、がっかりさせられる。幼稚な広告方式としか言えない。
なおさら硬派な自動車好きがこの手の車から離れて行くだろう。
今、トヨタに望む事は、原点に返り、あのトヨタS800の遺伝子を組むコンセプトではないか?
そもそも、欧州カローラをオーリスと命名。その中身は、随分錯覚した物だ。
マガジンエックスを読むと非常に評価が高い。これも眉つばな感じがする。
いまどき、ディーゼルターボも無ければ、ハイブリッドもすぐさま搭載しない。欧州向けにはそれらが搭載されている。では帰国子女の香りがするか?正直全くしない。
LFAがあのトヨタ2000GTのような存在であるならば、86復活?そりゃレビン&トレノでないので意味不明だ。
S800は、パブリカをベースに見事な工芸品的スポーツカーだ。リッター30kmを誇り、十分なスポーツを楽しめる。ちょうど子供のころ私の父親が、プラモデルで購入し一所懸命に作っていた。そう、憧れだ。本人(父親)は、パブリカで十分満足。何故ならベース車だからだ。組成のいいベース車ならば、その派生から生まれたスポーツカーに仮に乗れずとも、憧れとして残る。
トヨタの良心を感じる過去の名車はあるが、強烈な個性として記憶されているS800.
それがコペンじゃない。
狭かろうが2シーターだろうが、マツダロードスターが見せた世界への影響力はすさまじい。
どうようにMR2なども、X−1/9のようなコンセプトでも庶民に夢と憧れ、そして現実に乗れる車を提供してくれた。
40歳代の影響力があるガンダム。そして敵でありながら真っ赤なシャー。
そんな車に乗りたいと思う世代はもうこの手の企画には乗ってこないだろう。
広告会社の提案?で、動かされ、官僚のような一部決定権あるトヨタ社内の一部で盛り上がり?何か見えるような企画だ。この時代にこのような余裕を見せるのは、反感を買うだけだろう。
成熟した経済国では、先の見えない自分の未来の所得でローンを組み、無理して買う必要があまりない。
しかし、その反面、昔あこがれたが手が届かなかった車なら、人生を掛けて購入するかもしれない。
そんな気にさせてくれる車が無いのが事実ではないだろうか?
レビン&トレノの原点は、普通のカローラ&スプリンターだ。多少2ドアでクーペと言いながら、ベースそのものはベーシックセダン。それを上級の上位エンジンを搭載している。羊の皮をかぶった狼。
では86は?BRZよりもリアがスライドしやすい?そりゃ勘違い?群馬のドリフト小僧上がりのレーサーが盛んにFRとドリフトを推奨しているが、BRZのように立派なリアサスの能力でトラクションを掛け、グリップ走行できる。それが本来であっただろう。そこを企画段階で、FRなんだからドリフトさせヨウゼーとほざき、グリップを下げた。
もうそんな危ない車には乗る若者は少数派だ。そして同似ても、2ドアクーペしてますと言わんばかりのデザイン。
原点を忘れてしまっている。
S800の現代版。デザインじゃない。そのコンセプトだ。文系な企画屋が考えた物ではなく、それこそレクサスLF−Cで見せたあの美しさだ。1300ccでも、1200ccでも十分なはずだ。トヨタとしてあのS800コンセプトで現在の持てるアイディアを満載させた車を出すべきだ。