ル・マン24時間レース。
毎年・毎年行われながらかつて、日本メーカーが唯一優勝出来たのはマツダだけだ。
今年はF1去ったトヨタがハイブリッドスポーツTS030を投入し、挑んだ。
このTS0XXは、かつてルマン制覇の宿命を背負った必勝マシンだった。
トヨタ技術力を全投入し挑んだ。
しかし、恐ろしいまでのスーパーカーでさえ、歴史あるルマンの敷居は高かった。
日産ですらあのRXXXシリーズを投入したが2位まで。
唯一ロータリーという世界中どのメーカーも物に出来なかったエンジンで挑み優勝した。
それはまるで神様が「ビジネスでは制覇できずともその努力に報う褒美をあげよう」と、言っているかの如く。
そして、今年のルマンも日産対トヨタの激突で幕が閉じた。
EDLCを用いた超急速充放電システムTHS-Rを搭載したTS-030。
そのマシンはかつてのTSシリーズのシャシーをベースに、ハイブリッドシステムを搭載したトヨタ技術の粋。
どーもビジネスには成功してもレースでは勝てない。
まさに、自動車製品としての性能はいいのかもしれないが、自動車としての性能は今一なのかもしれない。
F1などもゴードンマーレ氏のような奇抜で鬼才と言われた天才的エンジニアを代表するような、F1やレースの世界で活躍するエンジニアは、量産技術とはかけ離れた世界に身を投じている。
そして、レースと言う現場でのノウハウ。しかし、レースノウハウは国内GTカーレースやらF1やらで十分経験しているはずじゃないのだろうか?
レースは勝つだけじゃない。そうかも知れない。いやしかし、出るからには優勝を目指したはずだ。
個人の金ではなく、世界的メーカーを背負い何十億円という巨額な投資をしているはずだ。
量産車への技術フィードバックという話では、到底回収できる金額じゃないだろう。
メーカーとしての名声やユーザーへのブランドイメージアップなど、金に代え難い無形な価値を築くためのはずだ。日本人として、EUに我ここにありと胸を張りたかったはずだ。
残念な結果であるが、今年もダメだった。その事実を踏まえ来年も挑んでほしいものだ。
トヨタは、ハイブリッドを選択し、その一つの成果として、VWなどに負けないことが自動車好きのユーザーへ希望を与えるのだから