2012年は、トヨタアクアの快進撃?から始まりHV等超燃費車の新車以外殆ど死滅?する年になりそうだ。
140円は当たり前のガソリン価格。もうしばらくどころか下がる要因も気配もない。世界の新興国が所得を伸ばし自国や海外メーカーの自動車の所有や文化的生活での電気などのエネルギー消費を加速させている。EUも日本も米国も優先して石油利用をする訳にもいかず、地球で分け合うことと、また石油産出国の不公平だった価格も産出国側有利な価格などもしばらくは続く。ならば、日本のデフレ=実質所得の目減り=ガソリン高額化。さらには、3.11で発生した原子力事故での打撃。エネルギー不足を肌で感じた日本人は、今後もエコ、節減と言う意識が高い。
20年前までは、最大パワーや走行性能などを求めたマーケットが、エコ、省エネ、維持削減でも、少しは、静粛性、高品位、飛ばさないけれど走りも多少は残したい。と言うニーズ。
可能であれば、カッコよくでもビックリするほど燃費がいい!と言うこのトレンドが来年の勝ちに繋がるキーワードであろう。
そんな折にマツダCX−5は、フル・スカイアクティブ第一号として4月頃登場する。超高張力鋼板の採用、EDLCを用いた可変電圧オルタネーター発電での電気エネルギー回生法の搭載。そしてまさに、カッコよくて、超燃費の切り札になる。圧縮比14:1の次世代クリーンディーゼルの登場だ。それがディーゼルの欠点である

高回転域が気持ち良くない。

精々4000rpm止まりのエンジン回転

黒煙が出る。

振動が大きい

エンジン回転が重い

など イメージはとてもスポーツとは程遠かった。

それらを

5000rpmまで軽々回転(圧縮比が下がったお陰)

回転域全域に均等なトルク

最大トルクは2倍の排気量エンジン並み!

しかも燃費が非常に良い。

高性能DOHCエンジンと可変バルブタイミング
など

スポーツができるエンジンへと進化。
確かにサーキット等が似合う程の切れ味は無い。しかし、ワインディングなどではコーナーからの立ち上がりや緩い坂などの登坂力に必要な力はトルクだ。そして苦しそうな高回転の騒音ではなく、中回転程度からの軽快なアクセルの着き(トルク発生)が重要だ。
トルクフルなエンジンは、悪路走行でも重要で、降雪地区では高回転エンジンなど無用である。
このスポーツ出来るディーゼルエンジン搭乗で、無骨なSUVとディーゼルの組み合わせではなく、ハリアーが巻き起こした都会派SUVにとても似合うエンジンだ。
ディーゼル燃料はガソリンの価格と比較し最大30円/リッターの差がある。
石原都知事の排気ガス主張から一挙に無くなったディーゼル車もクリーン化を先行で、パジェロのDIディーゼルや日産エクストレイルのGT?など、高出力型ディーゼルエンジンであるが、CX−5等の乗用車向け次世代ディーゼルには及ばない。
マツダ2200ccディーゼル以外でも、海外ではすでに三菱等もRVR(海外名ASX)も1800ccの高性能ディーゼルを販売している。
このエンジンも、1800ccで、14.9:1と低圧縮比化を実現。そして可変バルブタイミング機構を搭載し、3000ccクラスのトルク(30kg)とガソリン車同等排気量の出力(150PS)を出す。クリーンエンジンだ。
マツダCX−5は、この次世代ディーゼルエンジンの搭載車を勝負価格である250万円程度から販売すると言う。これは脅威だ。1500ccアシスト・ハイブリッドのCR−Z等と変わらない価格。
海外では、CUVと呼ばれるクラスが大ブレーク中だ。EUでもキシュカイ(日本名ディアリス)をはじめ、ディグアンやらBMW−X3、X1と小型SUVクラスが大盛況。そして新興国である中国でも、未整備道路の段差などからCR−Zのような車ではなく、車高の高めのSUVやCUVが人気だ。サーキットと言う非現実的な場所での高性能は日本以外では重要視されない現実だ。峠でのドリフトなど到底犯罪として検挙されそんな行動も海外ではありえない。その点では、高級ラグジュアリークーペが精々で、スポーツカーも大富豪以外マーケットは存在しない時代だ。やはり車の力は、馬力ではなく、低速からのトルクの太いエンジンが乗りやすく安全だ。
7000rpmも回転させる必要性など、ガソリン高額化時代では、もうすでに無意味な行為になっている。
そしてこの高性能ディーゼルが、Cセグメントクラスの自動車での主流になるだろう。
高額になりがちなディーゼルエンジンではあるが、HV車で、まともな燃費を稼ぐエンジンを載せた場合はアトキンソンサイクル化や直噴化、モーター+電池+高性能駆動部など明らかに高額になり、同等の原価ではないのだろうか?
さらにディーゼルエンジンは通常ガソリンエンジンよりも強度が高く、トラックなどでは100万キロまで走行させている。消耗品である電池の交換料金を考えると次世代ディーゼルは優秀。
燃費も10・15モードでリッター20km越えらしい。燃料差額と犠牲にしないエンジンパワーを考えるとHVと同等以上の魅力がある。
来年は次世代ディーゼルエンジンが花を咲かせる可能性は高い!