毎年の自動車の最優秀賞にあたるカーオブザイヤーを取ったのは、日産リーフである。
本格的電気自動車。三菱IMIVEの軽自動車規格ではなく、小型普通自動車としての世界初量産車だ。
航続距離は200kmとされ、一般ガソリン車と比較しても約半分程度の航続距離。
それを実現しているのはリチュームイオン電池を24KWhもの蓄電。
車重も1500kgとガソリン車と比較しても200kg以上重量増になっている。
しかし、この車へ栄誉をたたえるのは、現実的に電気自動車を世に出したと言う点だ。
しかも、世界規模で販売しようとしている。
さかんに言われるインフラ整備の問題や充電時間と航続距離の問題、消耗品である電池の価格など、、、。
それでも販売したと言う、その強烈な突破口的な経営戦略だ。
市販することでは、初めて問題も浮き彫りになる。販売する前からインフラなど存在しない。
市販することで電気自動車の市民権をこれから取ると言う偉業だ。
PHVもプリウスから発売され、充電式自動車が各社から登場しそうな気配。
将来の主流は燃料電池車であろうが、やはりそのベースになるのは、モーター駆動のEVだ。
燃費と言う表現から電費という単位に代わり、その消費電力は1キロメートル辺り124Wとされている。
それもJCO8モードでの値である。ここで、どれほど効率が上がっているのか?良く分からない。
124Wの電力で1キロメートルと言うことは、124wがお金換算でどれほどなのか?家庭における電力契約量により単価は異なるが、約2円以下である。これは140円のガソリンをリッター20km走るエコカーと比較して7円程度のガソリンに対して約5円程度の差が生じている。仮に10万キロ走行したとした場合、70万円のガソリンと20万円の電気代となる。さらにHV車と比較すると140円のガソリンに対して30kmは4.5円。アクア等の最新HVでは140円÷35.4=3.9円、かなりEV車に迫る。三菱IMIVEでは、電費110Whで1円50銭程度。
確かに数倍EVの方が金銭で比較した場合安価であるが、インフラ状況とその使い勝手から考えるとまだ、ガソリンHVに分がある。
では、家庭に置いて今後の電気代金は?現状のままなのか?それは、例の原発事故後の賠償金等を代金に上乗せされることが予想され、この電気代金が上がることは想像できる。
当然、円高もいつまで続くのかわからない中、ガソリン代も150円〜200円まで高騰する恐れがある。
ただ、金銭だけの比較では済まされない問題はエミッションだ。CO2排出量削減の命題があり、明らかにEVに分がある。果たして今後このEV市場はどのような方向へ進むのか?
マツダなどの内燃機を磨き上げ、HV、EVに迫る効率化の道もあり、充電の問題も課題山積で、数年先の燃料電池車登場やシリーズハイブリッド登場で、電気主体のHVなど、様々な様式が登場する。