正直いろんなメーカーの自動車を所有や長期試乗したけれど、日産車はほとんど乗っていない。
昔、父親が日産党で、サニー、ブルーバードと日産ばかりだった。運転免許を取得した時は自分がコロナクーペ、たまにはブルーバードも乗った。明らかに曲がらない。そしてノーズが入らない。ミッションも不確かで、ギヤ比が異常に長い。結果加速が悪かった。エンジンもコロナよりも吹けあがりが悪く、正直あの全体のレスポンスの悪いイメージが今も焼き付いている。
デザインもトヨタを追いかけているだけで独自性はスカイラインとフェアレディーZ程度。以外どことなくライバルトヨタを追いかけて追いついていなかった。
しかし、あの破たんした日産から復帰、新生日産に変わった頃から別なメーカーになったような錯覚するほど見違えた。V35スカイラインをベースに、それまでの技術的整理と新たな挑戦がスタートしたかのような、直噴エンジン、ダウンサイジング、クリーンディーゼルなど他メーカーよりも1歩早く進んでいる。
それもその方向を外すと大変な事態になるだろうと言う心配も無用なほど、現実、世界のメーカーがその方向へ進んで、トヨタの方がHVを除いてすべて遅れを取った感がある。
特にジュークに見る、SUV、CUVの充実と機関の性能は素晴らしい。もう少し燃費が良ければ欲しいとまで思う。
そんな中、トヨタ、ホンダは昔のヒット作の現代版を出す疲弊したドリフト・スポーツやコンパクトストリートレーサー風なHVなど、今一方向性を勘違いしている車を出している。
ジュークの次期型と想像できる「EXTREM」(エクストレム)が(プロトタイプ)ショーモデルで登場した。
ダウンサイジング化を想定したCUVであるが、まだ賞味期限が切れていないジュークと同等サイズだ。
これはデザインがいい。リア周りがちょっと現実味が無いがそれ以外、ヒット中のノートに準ずるデザインがいい。
CX-5の小型版CX-3も噂される中、まさにこのデザインにマツダはどう対抗するのだろう。
イタルデザインと判るフロントグリル部のヘキサ形状。韓国現代もこの手のグリルだ。しかし日産のXXレイル系に準ずる日産CIなエンブレルも着いてかろうじて日産車であると判る。
ルーフラインはスズキ・スイフトや日産GT-Rに準ずるルーフラインこれだけでは識別できない。
リアは全く新しいデザインで識別不能。メーカーのらしさが、日産には判らないデザインが多い。
レクサスのスピンドルグリル、三菱のファイターグリル、アウディー&VWのワッペングリルなど、イタルデザインのメーカーCIグリル化が進んでいる。トヨタブランドでは、マイナーチェンジしたプリウスやアクア、オーリス、マークXなどに共通のCIを感じるが、日産は現行ムラーノはホンダ欧州向けシビック3ドアとほぼ同じフェイス。
フェアレディーZ等はプリウスのヘッドライトのデザインが2世代とも同様だ。
まぁ同じデザインスタジオに依頼し、そのプロトタイプが同一車種でなければ、使いまわすのだろう。
それでもこのEXTREMは、ブラジル等の新興国向けのようだ。スペックを見ても4m以下、ホイルベース2450mmとジュークよりも一回り小さい。
新興国向け専用ならば、少々もったいない気もするデザインだ。