日産ノートが好調を維持している。そして1BOXのセレナも、ノートは1200cc+過給機でダウンサイジングエコを実現。思いのほか燃費がいい。そしてコンパクトカーとしての質も高い。電気デバイスを用いずとも、地道な工夫で十分な性能を出している。値段もだ。
セレナは、独走状態。特別目立つ性能ではないが、オルタネーターとスターターを統合し、1KW〜2KW程度の発電&動力を持たせ、マイルドハイブリッド?まぁ若干アシストを実現している。
セレナはこの機構がなくとも、エンジンがいい。カタログ値では2000ccクラスで一番馬力は小さいが、トルクが凄い。他社と体感では20馬力程上の出力を感じるだろう。特別広くもなく、サスペンションもトーションビームだ。
しかし、まずセレナと言う命名。女性受けする。ボクシイーやノアは、やんちゃなイメージが先行し、ヤンキーファミリーが乗る車に感じる。その点、日産らしからぬ、柔らかい響きとそれに見合うデザイン。
ウエストラインを低く、窓を広く、それでいて乗り心地も硬くない。ホンダのエッジが効きすぎた「イカツイ」デザインでは、ニューファミリー=かわいい幼児と清楚な妻を乗せるイメージに一番合っている。上位のエルグランド初代の成功とそこへ導く下位クラスとして、成長とおもに下位のセレナの方が稼ぎ柱になった。エクストレイルも高速道路で結構な速度を維持、早いと感じることがあるが、セレナに搭載しているMR20は、レギュラーガソリンでも11.2と圧縮比も高く直噴エンジンである為、排気量辺りトルクも高い。しかし、三菱の失敗の似の前を踏まぬように、普通なエンジン域を維持した直噴化により、ディーゼル音をしない普通なエンジンでありながら力強い。燃費もこのクラスとしては出来がいい。普通な車に、旦那が喜ぶハイウェースターと言うグレード位置がベストで、家族を納得させた上に、やんちゃなスポーツグレードを設けているので家族意見をまとめる事ができる。その点、不良御用達なボクシーは、反対に、見た目よりもトヨタらしいが故、敬遠される。エンジンもVVTの最新を載せていても実燃費や実トルクで普通のエンジンと変わらない。日産ジャトコが誇るCVTの能力も一枚上でスムーズかつトルク感がある。
ノートもフィットモデル末期と言うこともあり、ノートの方が販売台数が上だ。EU圏では、ノートにディーゼルエンジン搭載モデルもある。日本の事情次第ではいつでも販売する事は可能だろう。ガソリンエコとディーゼルスポーツという組み合わせが出てくると、トヨタは太刀打ちできない。プリウス+アクアは絶好調でも実燃費がそれほど変わらずプラスパワーが優れた、コンパクトカーディーゼルが登場すると形勢が変わる可能性もある。
スズキ自動車が海外でフィアット車のディーゼルターボ搭載のスプラッシュではあの軽に近いボディーでトルク20kg近いトルクを出しており、燃費もガソリン以上にいい。ノートもマイナーチェンジでは、日産企画室があの大好きなグレード「GT」を送りだして来る可能性もある。
日本の経済動向からも我慢するエコ・省エネからいざと言う時のパワー=トルクあるエコへ変わるカギはディーゼルターボなのかもしれない。