最近の燃費競争はすさまじいが、中でも本気に取り組んでいるのが軽自動車。
その軽自動車エンジンは、普通車と比べ出力も小さいから少々手抜き?なエンジンと思っていた。
それが、オイルパンまでアルミ合金と言うのがスズキ、三菱などの最新エンジンに搭載されている。
こりゃ驚きだ。昔GTOを3000ccから3500ccへ仮装した際、使用したエンジンがデボネア用。そのエンジンでは同じ形式でもオイルパンがアルミ合金製で、エンジンの静粛性が段違いに違っていた。
エンジンの回転振動を抑える役目?もあるようで、GT−RやGTOのV6エンジンでは、クランクシャフトを抑えるためラダー型キャップが施され振動補強している。これはレーシングカー等で見られる手法だ。
さすがにラダー補強こそしていないが、3気筒と言う振動発生が避けられないエンジンで、オイルパンがアルミ合金で剛性を上げていると言うことは、目に触れない場所でユーザー向けとしてはメーカーの良心ではないだろうか?カタログ値やCMが良さそうに見えても、実際市場すると中速域から高回転ではノイジーな車が多い。
あえてバルブリフト量や作動角を狭めエンジン出力を絞ることで、燃焼音を抑え静粛性を確保するような手法もあるが、根本的な振動抑制をキチンと設計に織り込む姿勢は素晴らしい。
すぐには評価されないだろうが、見る人が見ればそのメーカーの良心が見えてくる。
回転振動抑制を十分に行っていない儲け主義やその説明に、オイルパンの肉厚を薄くとほざく感違いな表現刷るメーカーでは、ノイズ=エネルギー損失=パワー損失と連鎖し、結果カタログや雑誌評価と実物との差が開く。
軽と言えどもこの真面目な取り組みを積み重ねる事でパワーと燃費がしっかり出てくるのだろう。
国土交通省が40%も開きのある燃費検査しかできないのなら、自動車工業会はそのいい訳を考えるよりも、自主的に、エアコンON、実際の道路勾配変化量やアスファルト劣化度などを加味した実燃費計測を率先して行うべきだ。もしくは、コカコーラーいじめで意味不明なトクホを指導する位なら、これだけいい加減な燃費表記を許していることを是正し、より実燃費をメーカー指導すべきではないだろうか?
そして、高品位と言う観点から原価に対する予想利益なども分析するコンサルタントが自動車メーカーの裏を公表するような情報も有用だ。目に見えない努力、その努力が報われるような時代が真に汗をかいた人が報われる時代となり、日本品質向上となるのではないだろうか?