日本企業代表で世界第3位のトヨタ王国と共同開発された、スバル(富士重工)BRZが登場!
漫画からひょうたんな86よりも、BRZと言う命名は好感が持てる。
中島製作所時代の航空機メーカーとして日本唯一の水平対向エンジンを大切に育て、その水平対向エンジンの特徴でもある低重心化されたエンジンマウント位置。従来FFベースの4WDを得意とした富士重工思想からトヨタ風FRはスバル初となる。
ベースはだれが何を言おうとインプレッサであることは明らかなプラットフォーム。
そしてインプレッサは一世代前のレガシープラットフォームである。
そのFFベース4WD用プラットフォームを見事にFRで使用できるように作り上げた。
過去、その特徴でもあるエンジン高が低いメリットをFFであるが故に、ドライブシャフトやらトランスミッション位置にじゃまをされ、エンジン高は低く搭載できなかった。
しかし、FR化することによりそのエンジン高を大きく下げることができたのだ。
この手のスポーティーカーはもう日本にどじょう総理はいてもどじょうユーザーは少ない。
世界シュア5%を目標とするスバルとGMが保有していたスバル株をトヨタが手に入れて実現したプロダクトだ。
トヨタ家直系4代目の社長の趣向とも合致し、このプロジェクトはユーザ無き市場へ仮想マーケッティングで出てきた訳だ。売れる売れないよりもこの時代に出してくること自体が意義があるかもしれない。
BRZは、新型インプレッサの2ドアクーペであることは明らかだ。そのデザインそのものがインプレッサのテールでありフォルムが似ている。各モーターショウでプロトタイプと比較すると、トヨタ風味から新型インプレッサ部品化された感じ。新型エンジンでは、2000ccNA、直噴エンジン、ロングストロークとスバルらしくやっと通常4気筒エンジンの手法を搭載したFB型。水平対向エンジンの様々な欠点である。S/V比が大きなビックボア、V型エンジンと同様に燃焼温度を下げられる半面、エンジンヘッド部品が2倍であることから、エンジン重量も大きくなる。
しかし、このFBは、燃焼室を小型化、ボア×ストロークがスクエアー。ボア縮小に伴ってピッチが縮小。
その為、クランクシャフトウェイトを省くと言う。その為、従来型よりも軽快なレスポンスであるが、反面ターボ化やディーゼル化ができる程の強度ではない。ロングストローク化によって高回転型よりは中速型。
それでものBRZ向けに高回転化の調整をしたようだ。
2次振動防止と低重心化いがい、4気筒エンジンで水平対向のメリットはない。
2次振動抑制に伴い、サイレントシャフト(バランサーシャフト)を用いずビックボア、大排気量化ができるメリットはあるが、すでに三菱が手掛けたサイレントシャフト技術で、通常の4気筒でも振動抑制はできている。
その他、珍しい技術など見当たらない。
大騒ぎする程のテクノロジーがない、大人のおもちゃは、ユーザーにどのような評価を下されるか?
HVのスポーツでもなければ、第3のエコでもない。
単なる20年以上前に話題となったFR小型スポーティーカーが現代に出て来ただけである。