パイオニアがとうとう香港ファンドに実質買われた。
パイオニアと言う企業は、不運が続いた高い技術力ある企業だ。
あのLDと言うレーザーディスクで映像をデジタル記憶で再生させるメディア。
しかし、広められなかった。あのVHS(ビクターホームビデオシステム)のビクターのように、販売では今ひとつな所がある高い技術力を持つメーカーだ。
音楽系ではスピーカーが秀出来だ。あのセルシオに搭載されていた通常4Ωインピーダンスなスピーカーを2Ωと言う低いインピーダンスで鳴らさせて、特にクラシック音などの微妙な音を静粛性高い室内で見事に絶妙な音を奏でさせていた。
さらに、ゴードン・マレー氏のスーパーカーであるマクラーレンF1でも、パイオニア製のオーディオシステムが導入されていた。それは世界最高峰と当時言われていた真似の出来ない車両にふさわしい能力と認められていたからだろう。
そんなパイオニアの最後の砦であったカーナビゲーション市場も完成車両メーカー標準化が上位クラスからどんどん採用となり、音楽まで楽しめる上位売れ筋カーナビが40万前後のお得様が消え、現在、唯一標準ではない、200万以下の車両用として用品販売が主流。
もう、だれもが10万円を超えるカーナビなど購入しなくなった。
そこに、激安な中華製ナビがカー用品販売店以外の雑貨やホームセンターで溢れるほど販売され、さらには、ネットで中古ナビなどオークションに氾濫し、新型ナビをいくら出しても価格破壊は止まらない状況だ。どのように市場や業界メーカーが淘汰、消滅するのか?その一旦を垣間見ている状況だ。
これは今後カーナビに限らず、すでにアフターパーツ類でのタイヤも日本メーカーは、韓国、台湾、中国などにどんどん価格で破壊され、いずれは、自動車そのものも、今後台頭してくるだろう新参に取って代わる可能性を感じる。
唯一、エンジンやトランスミッション、鋼板などの特殊かつ先進技術設計を要する部分がある自動車メーカーは何とかその領域に至る新参新興国メーカーと、まだ10年以上のアドバンテージあるので、カーナビ等のような崩壊にすぐには至らないだろう。
しかし、今後、フランス筆頭にEV化を強制しようとしているEUなどをはじめ、EV化がBEV(バッテリーEV)などの場合特に、新興国メーカーに取って代わる可能性が高い。
何も考えず?に、新興国に最新生産工場を作り先端技術を新興国に流してしまうと10年も経たないうちあっと言う間に、日本の基幹産業が崩壊しかねない。あぁー恐ろしい!!